据置型浴槽の魅力

据置型浴槽の魅力

リフォームの初心者

先生、リフォームの資料で『据置型』っていう言葉が出てきたんですけど、どういう意味ですか?

リフォーム専門家

据置型は、お風呂の浴槽が壁に埋め込まれていなくて、床に直接置かれているタイプのことだよ。システムバスのように一体型になっているものとは違って、後から浴槽だけを設置するんだ。

リフォームの初心者

なるほど。じゃあ、据置型だと工事の後から浴槽を入れるんですね。他に何かメリットはありますか?

リフォーム専門家

そうだね。据置型のメリットは、浴槽の交換が簡単で、自分の好きな浴槽を選べることだよ。色々な種類から選べる自由度が高いんだ。最近はシステムバスが主流だけど、据置型にも良さがあるんだよ。

据置型とは。

お風呂の改修で使われる言葉、『据え置き型』について説明します。据え置き型とは、浴槽が壁に埋め込まれておらず、床に直接置かれているタイプのお風呂のことです。昔からある工法で自由に設計できるお風呂でよく使われます。浴槽の置き方には、壁に埋め込むタイプ、床に置くタイプ、ユニットバスなどいくつかの種類があります。この中で、据え置き型は壁とくっついておらず、お風呂の工事が終わってから設置するタイプです。浴槽の交換が最も簡単で、好きな浴槽を自由に選べるという利点があります。ユニットバスに対して、単体浴槽と呼ばれることもあります。単体浴槽には、和式、洋式、和洋折衷式の3種類がありますが、最もよく選ばれているのは、深さと広さを兼ね備えた和洋折衷式です。最近はユニットバスが普及したため、埋め込み型や据え置き型のお風呂は少なくなりました。

据置型浴槽とは

据置型浴槽とは

据置型浴槽とは、床に直接置くタイプの浴槽のことを指します。壁に埋め込んだり、あらかじめ浴槽の形が決まっているシステムバスとは違い、浴槽自体が独立した形をしています。このため、据置型浴槽は、まるで家具を選ぶように、浴室の雰囲気づくりに大きな役割を果たします。システムバスが主流となった近年でも、据置型浴槽ならではの良さから、こだわりを持つ方々に選ばれています

据置型浴槽の大きな魅力は、自由度の高さにあります。システムバスでは浴槽の大きさや形、色、材質があらかじめ決められていますが、据置型浴槽の場合は、好みに合わせて自由に選ぶことができます。例えば、落ち着いた雰囲気の和風の浴室にしたい場合は、深い木桶のような形の浴槽を選ぶことができます。また、明るく開放的な洋風の浴室にしたい場合は、猫足付きの優雅なデザインの浴槽を選ぶことも可能です。和と洋を組み合わせた和洋折衷の浴室にも、しっくりと馴染むデザインが見つかるでしょう。

材質も、ホーロー、アクリル、人工大理石など様々な種類から選ぶことができます。それぞれに特徴があるので、予算や好みに合わせて最適なものを選ぶと良いでしょう。大きさも様々なので、浴室の広さや家族構成に合わせて最適なサイズを選ぶことができます。小さなお子様がいるご家庭では、親子で一緒に入浴できるゆったりとしたサイズの浴槽を選ぶのも良いでしょう。また、一人暮らしの方には、省スペースでコンパクトな浴槽がおすすめです。

さらに、据置型浴槽は、工事後にも設置できるというメリットがあります。システムバスのように、浴室全体を工事する必要がないため、リフォーム費用を抑えることができます。また、家族構成や生活スタイルの変化に合わせて浴槽を交換しやすい点も魅力です。例えば、お子様が独立して浴室が広く使えるようになった場合は、より大きな浴槽に交換することができます。将来を見据えて、ライフステージの変化に合わせたリフォームがしやすい点も、据置型浴槽のメリットと言えるでしょう。

項目 内容
種類 床に直接置くタイプ。壁に埋め込んだりシステムバスとは異なる独立した形状。
魅力 自由度の高さ。大きさ、形、色、材質を好みに合わせて自由に選択可能。
デザインの例 和風:深い木桶のような形
洋風:猫足付きの優雅なデザイン
和洋折衷:様々なデザイン
材質 ホーロー、アクリル、人工大理石など。予算や好みに合わせて選択可能。
大きさ 様々。浴室の広さや家族構成に合わせて選択可能。親子入浴用のゆったりサイズや一人暮らし用のコンパクトサイズなど。
設置 工事後にも設置可能。システムバスのような大規模工事不要。リフォーム費用を抑えられる。
交換 家族構成や生活スタイルの変化に合わせて交換しやすい。
将来性 ライフステージの変化に合わせたリフォームがしやすい。

据置型浴槽の種類

据置型浴槽の種類

据置型浴槽は、大きく分けて和式、洋式、和洋折衷式の三種類に分類できます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

まず和式は、伝統的な日本の風呂を思い起こさせる深い浴槽です。肩までしっかりとお湯に浸かることができ、全身を温める効果が高いことが大きな利点です。湯船に浸かることで水圧がかかり、血行促進効果も期待できます。また、家族みんなで入浴する習慣のある家庭にも適しています。比較的小さなスペースにも設置できるため、限られた浴室空間を有効活用できる点も魅力です。しかし、浴槽の深さから、高齢者や体の不自由な方には不便な場合もありますので、家族構成に合わせた選択が必要です。

次に洋式は、寝そべって入浴できる形状が特徴です。足を伸ばしてゆったりとくつろげるため、一日の疲れを癒したい方におすすめです。広々とした浴槽でリラックスしたバスタイムを楽しめます。ただし、和式に比べて設置スペースが必要となるため、浴室の広さを確認しておくことが大切です。また、お湯をためる量も多くなるため、水道代に影響する可能性も考慮しましょう。

最後に和洋折衷式は、和式と洋式の利点を組み合わせたタイプです。和式のようにある程度の深さを確保しつつ、洋式のようにゆったりと体を伸ばせる広さも兼ね備えています。そのため、現在最も選ばれている人気のタイプとなっています。家族みんなで快適に入浴できるだけでなく、体の不自由な方にも比較的利用しやすいという利点があります。

浴槽を選ぶ際には、家族構成やライフスタイル、浴室の広さなどを考慮し、それぞれの家庭に最適な種類を選ぶことが大切です。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、快適なバスタイムを実現する浴槽を選びましょう。

種類 特徴 メリット デメリット その他
和式 深い浴槽 全身を温める効果が高い、血行促進効果、省スペース 高齢者や体の不自由な方には不便な場合も 家族みんなで入浴する習慣のある家庭にも適している
洋式 寝そべって入浴できる ゆったりとくつろげる、リラックス効果が高い 設置スペースが必要、お湯をためる量が多い 一日の疲れを癒したい方におすすめ
和洋折衷式 和式と洋式の利点を組み合わせたタイプ 深さと広さを兼ね備えている、家族みんなで快適に入浴できる、体の不自由な方にも比較的利用しやすい 現在最も選ばれている人気のタイプ

据置型浴槽のメリット

据置型浴槽のメリット

据置型浴槽の一番の利点は、交換の手軽さです。システムバスのように浴槽と浴室が一体化していないため、浴槽だけを新しくすることができます。このため、古くなった浴槽を新しいものと取り換える作業が容易になります。また、家族が増えたり減ったりした際に、浴槽の大きさを変えるリフォームも簡単に行えます。

交換のしやすさ以外にも、デザインや素材、大きさなど種類が豊富なのも据置型浴槽の魅力です。自分の好みに合った浴槽を選べるため、浴室をより心地よい空間に仕立てることができます。たとえば、落ち着いた雰囲気の木製浴槽や、清潔感のあるホーロー浴槽、広々とした大型浴槽など、様々な選択肢から選ぶことができます。

さらに、浴室の雰囲気を大きく変えたい場合にも、据置型浴槽の交換は効果的です。和風の浴室を洋風に、あるいは洋風の浴室を和風に、と手軽に模様替えができます。例えば、和風ならヒノキなどの木製浴槽を選び、浴室全体を落ち着いた色合いでまとめることで、旅館のような雰囲気を作り出すことができます。洋風なら、光沢のあるホーロー浴槽やアクリル浴槽を選び、壁や床を明るい色合いのタイルで仕上げることで、清潔感のあるモダンな浴室を実現できます。

このように、据置型浴槽は交換のしやすさ、豊富な種類、模様替えの容易さといった多くの利点を持っています。そのため、浴室のリフォームを検討している方は、据置型浴槽を候補に入れてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの理想の浴室作りに役立つことでしょう。

メリット 詳細
交換のしやすさ 浴槽のみの交換が可能
大きさ変更容易
古くなった浴槽の交換
家族構成の変化への対応
種類の豊富さ デザイン、素材、大きさなど多様な選択肢 木製浴槽、ホーロー浴槽、大型浴槽など
模様替えの容易さ 浴室の雰囲気を簡単変更
和風⇔洋風など
和風:木製浴槽、落ち着いた色合い
洋風:ホーロー浴槽orアクリル浴槽、明るい色合いのタイル

据置型浴槽のデメリット

据置型浴槽のデメリット

据置型浴槽には、いくつか知っておくべき短所があります。まず、浴槽と壁の間に隙間ができてしまうことがよくあります。システムバスでは浴槽と壁が一体成型されているためこのような隙間は発生しませんが、据置型浴槽は壁に浴槽を置くため、どうしてもこの隙間ができてしまうのです。この隙間は、狭くて掃除がしにくく、湿気が溜まりやすいためカビが発生しやすい場所になってしまいます。そのため、こまめな掃除が必要となり、手間がかかってしまうという点がデメリットと言えるでしょう。お風呂掃除の際に、この隙間を重点的に掃除する必要があることを覚えておきましょう。

次に、断熱性の問題があります。システムバスは浴槽と壁が一体化しているため、高い断熱性を保つことができます。しかし、据置型浴槽は浴槽と壁の間に隙間があるため、そこから熱が逃げやすく、冬場はお湯が冷めやすいというデメリットがあります。ゆっくりと温かいお風呂に浸かりたい方にとっては、少々気になる点かもしれません。特に寒い地域にお住まいの方は、この点を考慮する必要があるでしょう。

最後に、費用面についてです。据置型浴槽は、一般的にシステムバスよりも設置費用が高くなる傾向があります。これは、据置型浴槽の方が設置に手間がかかるためです。初期費用を抑えたいと考えている場合は、システムバスの方が適していると言えるでしょう。

このように、据置型浴槽には掃除の手間、断熱性、費用面など、いくつかのデメリットが存在します。しかし、デザイン性の高さや素材の多様性など、メリットもたくさんあります。据置型浴槽を選ぶ際には、これらのメリット・デメリットをしっかりと比較検討し、ご自身のライフスタイルや好みに合った浴槽を選ぶことが大切です。

デメリット 詳細
掃除の手間 浴槽と壁の隙間に湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい。こまめな掃除が必要。
断熱性 浴槽と壁の隙間から熱が逃げやすく、冬場はお湯が冷めやすい。
費用 システムバスより設置費用が高くなる傾向がある。

据置型浴槽の選び方

据置型浴槽の選び方

据置型浴槽は、浴室の雰囲気を大きく左右する重要な設備です。新しく設置する場合や、リフォームで交換する場合には、ご家族の状況や浴室の広さ、そして清掃のしやすさなど、様々な点を踏まえてじっくりと選ぶことが大切です。

まず家族構成についてですが、人数が多いご家庭では、全員が足を伸ばしてゆったりと入浴できる、大きめの浴槽を選ぶのがおすすめです。小さなお子様と一緒に入浴する機会が多い場合も、広々とした浴槽で快適な時間を過ごせるでしょう。反対に、一人暮らしの方や、浴槽を使う頻度が少ない方であれば、コンパクトなサイズの浴槽を選ぶことで、浴室の空間を広く使うことができます。

次に浴槽のまたぎ高も重要な要素です。お年寄りや小さなお子様がいるご家庭では、またぎ高が低い浴槽を選ぶことで、浴槽への出入りが楽になり、転倒などの危険を減らすことができます。安全性を重視するのであれば、手すりを設置することも検討しましょう。

浴室の広さとのバランスも大切です。浴室の広さに比べて浴槽が大きすぎると、圧迫感が出てしまいます。窮屈な印象を避け、快適な空間にするためには、浴室全体の広さと浴槽のサイズのバランスを見ながら、適切な大きさの浴槽を選びましょう。

浴槽の形状や材質も重要なポイントです。浴槽の形状は、掃除のしやすさに直結します。複雑な形状の浴槽は、どうしても汚れが溜まりやすい部分が出てきてしまいます。日々の清掃の手間を考えると、シンプルな形状の浴槽を選ぶ方が良いでしょう。材質に関しては、近年、断熱性に優れた素材や、汚れが付きにくい素材など、様々な種類が登場しています。ご自身の好みや予算に合わせて、最適なものを選びましょう。

デザイン性にもこだわりたいところです。木目調の落ち着いた雰囲気のものや、光沢のあるスタイリッシュなものなど、様々なデザインの浴槽があります。浴室全体の雰囲気との調和を考え、お好みのデザインを選ぶことで、より心地よい入浴時間を楽しむことができるでしょう。

項目 ポイント
家族構成
  • 人数が多い、子供と一緒に入浴する:大きめの浴槽
  • 一人暮らし、入浴頻度が少ない:コンパクトな浴槽
またぎ高
  • 高齢者、子供がいる:またぎ高が低い浴槽
  • 安全重視:手すりの設置も検討
浴室の広さ
  • 広さに合った適切なサイズの浴槽を選ぶ
  • 大きすぎる浴槽は圧迫感が出る
形状
  • シンプルな形状は掃除しやすい
  • 複雑な形状は汚れが溜まりやすい
材質
  • 断熱性に優れた素材
  • 汚れにくい素材
  • 好みや予算に合った素材を選ぶ
デザイン
  • 木目調
  • 光沢のあるスタイリッシュなもの
  • 浴室全体の雰囲気との調和