場所を取らない便利な浄水器
リフォームの初心者
先生、「ビルトイン浄水器」って、普通の浄水器と何が違うんですか?
リフォーム専門家
良い質問だね。普通の浄水器は、蛇口に取り付けたり、据え置き型が多いよね。ビルトイン浄水器は、流し台の下に本体を収納するんだ。だから、流し台の上はすっきりするんだよ。
リフォームの初心者
なるほど、流し台の下に隠すんですね。じゃあ、どうやって使うんですか?
リフォーム専門家
流し台の上には、専用の蛇口が付いているんだ。そこから浄水された水が出るんだよ。見た目は普通の蛇口と変わらないものも多いけど、切り替えレバーで水道水と浄水を選べるようになっているんだよ。
ビルトイン浄水器とは。
台所の改修でよく聞く『組み込み型浄水器』について説明します。この浄水器は、流し台の下に本体を設置します。たいていは、流し台の調理台に穴を開けて、浄水器専用の蛇口を取り付けます。
場所を取らない
流し台の下に本体を収納するタイプの浄水器は、場所を取らないという大きな利点があります。従来の据え置き型の浄水器では、どうしても流し台の上にある程度の場所を占領してしまいます。調理器具や食器を置く場所が狭くなり、作業効率が落ちてしまうこともありました。また、浄水器自体が邪魔になり、キッチンが雑然とした印象を与えてしまうことも少なくありませんでした。
しかし、流し台の下に本体を収納するタイプの浄水器であれば、流し台の上は何もなく広々と使えます。そのため、多くの調理器具や食器をゆったりと置くことができ、作業スペースを最大限に活用できます。スムーズに調理作業を進めることができ、作業効率も上がることでしょう。また、流し台の上には何も置かないことで、キッチン全体がすっきりとした印象になります。清潔感があり、広々とした開放的なキッチンを実現できます。
特に、集合住宅などの限られた広さのキッチンでは、この省スペース性は大きな魅力です。キッチンが狭いと、調理器具や食器などを置く場所に困るだけでなく、動き回るのも窮屈に感じてしまいます。流し台の下に本体を収納するタイプの浄水器であれば、限られたキッチンスペースを有効活用できます。広々と快適にキッチンを使うことができるでしょう。
さらに、浄水器本体が視界に入らないこともメリットの一つです。従来の据え置き型のように、浄水器の存在がキッチン全体の景観を損なうことがありません。すっきりとした美しいキッチンを保てます。また、小さなお子様がいる家庭でも安心です。小さなお子様が誤って浄水器本体に触れてしまう心配がなく、安全にキッチンを使えます。
項目 | 据置型浄水器 | 収納型浄水器 |
---|---|---|
設置場所 | 流し台上 | 流し台下 |
スペース効率 | 場所を取る | 省スペース |
作業効率 | 低い | 高い |
キッチンの印象 | 雑然 | すっきり |
安全性 | 低い | 高い |
景観 | 悪い | 良い |
いつでもきれいな水
いつでもどこでもきれいな水が使える、それがビルトイン浄水器の最大の特長です。蛇口をひねるだけで、瞬時に浄化された水が手に入ります。従来の浄水ポットのように、水をためる手間も時間も必要ありません。使いたい時に、使いたいだけ、いつでも好きなだけきれいな水を使える快適さを手に入れられます。
ビルトイン浄水器は、シンク下に設置されるため、キッチンの見た目もすっきりします。従来の浄水器のように、置き場所に悩むこともありません。限られたキッチンスペースを有効に活用できることも、大きな魅力です。見た目も機能性も兼ね備えた、現代のキッチンにぴったりの設備と言えるでしょう。
さらに、機種によっては温水や冷水も使えるタイプがあります。お茶やコーヒーを淹れる際、すぐに温かいお湯が使えるのは大変便利です。また、冷たい水をすぐに飲みたい時にも、冷蔵庫を開けて水を取り出す手間が省けます。用途に合わせて温度調節ができるので、様々な場面で活躍すること間違いなしです。
もちろん、健康面への配慮も忘れてはいません。水道水に含まれる不純物を取り除くことで、より安心安全な水を口にすることができます。特に、小さなお子様がいるご家庭では、ミルク作りや離乳食作りにも安心して使えます。また、水道水の味が気になる方にもおすすめです。浄水された水は、まろやかで美味しいと感じる方も多く、毎日の水分補給がより楽しくなります。
このように、ビルトイン浄水器は、利便性、デザイン性、健康面、全てを兼ね備えた優れた設備です。暮らしをより快適に、より健康的にしてくれる、そんな頼もしい存在と言えるでしょう。
メリット | 詳細 |
---|---|
利便性 | いつでも好きなだけ浄水された水を使える 水をためる手間や時間が不要 機種によっては温水・冷水も利用可能 |
デザイン性 | シンク下に設置されるためキッチンがすっきり 置き場所に悩む必要がない キッチンスペースを有効活用できる |
健康面 | 水道水に含まれる不純物を取り除く ミルク作りや離乳食作りにも安心 水道水の味が気になる方にもおすすめ |
設置工事について
台所の流しに取り付けるタイプの浄水器を設置するには、流し台に穴を開ける工事が必要です。そのため、賃貸住宅にお住まいの方は、大家さんや管理会社に設置工事の許可を得る必要があります。許可なく工事を進めると、後々トラブルになる可能性があるので、必ず事前に確認しましょう。
浄水器の設置工事は、水道管の接続など専門的な知識と技術が求められるため、必ず資格を持った専門の業者に依頼しなければなりません。ご自身で設置しようとすると、水漏れなどの思わぬ事故につながる恐れがあります。安全のためにも、専門業者に依頼することをお勧めします。
設置工事には費用がかかります。費用は業者によって異なり、設置場所や配管の状態によっても変動します。例えば、設置場所までの配管が長い場合や、壁の中などに配管を通す必要がある場合は、追加の工事が必要になり、費用も高くなる傾向があります。設置工事前に、複数の業者から見積もりを取り、工事内容と費用を比較検討することが大切です。見積もりは無料で行っている業者も多いので、気軽に相談してみましょう。
また、工事後のアフターサービスについても確認しておきましょう。万が一、浄水器に不具合が生じた場合の修理やメンテナンス、保証期間などについて、事前に業者に確認しておくことで、安心して浄水器を使用することができます。設置工事は、快適な暮らしを送る上で重要な要素となります。しっかりと準備を行い、信頼できる業者を選びましょう。
項目 | 内容 |
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設置工事の許可 | 賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社に許可が必要 |
工事の依頼 | 資格を持った専門業者に依頼する |
費用の確認 | 業者によって異なり、設置場所や配管の状態によって変動。複数の業者から見積もりを取り、比較検討する。 |
アフターサービスの確認 | 修理やメンテナンス、保証期間などについて事前に業者に確認する。 |
お手入れについて
組み込み式の浄水器は、カートリッジを取り換える必要があります。このカートリッジには使える期限があり、決められた期間で交換しないと、水をきれいにする力が弱くなってしまいます。どれくらいで交換するかは使う量によって違いますが、だいたい数か月から一年ほどで交換するのが一般的です。カートリッジの交換は自分でもできますが、説明書きをよく読んで、きちんと手順通りに行うことが大切です。
浄水器本体の掃除も必要です。定期的に掃除することで、浄水器をいつも清潔な状態に保ち、長く使い続けることができます。掃除のやり方については、使いかた説明書に書いてあるので、それに従って行いましょう。例えば、浄水器の入り口や出口を柔らかい布で拭いたり、水垢が溜まりやすい部分は重曹などを溶かしたぬるま湯で丁寧に洗うと良いでしょう。また、カートリッジを交換する際に、カートリッジが収まる部分も一緒に掃除するのがおすすめです。
浄水器によっては、専用の洗浄液が用意されている場合もあります。その場合は、説明書に従って洗浄液を使い、しっかりとすすぎ洗いを行いましょう。これらのお手入れをきちんと行うことで、いつでもきれいな美味しい水を飲むことができます。家族の健康のためにも、日頃からこまめな掃除を心がけ、浄水器を良い状態で使い続けましょう。
項目 | 詳細 |
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カートリッジ交換 |
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本体掃除 |
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洗浄液 |
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さまざまな種類
台所の水栓に組み込む、組み込み型の浄水器には実に様々な種類があります。それぞれの製品で浄化する力、見た目、便利な機能などが違いますので、ご自身の台所の使い方や好みに合った機種を選ぶことが大切です。
まず、浄化能力についてですが、これは取り除ける不純物の種類や量で違いが現れます。例えば、気になる残留塩素だけを取り除きたいのか、それとももっと多くの不純物を取り除きたいのかによって、選ぶべき機種が変わってきます。ご家庭で除去したい物質の種類をまず明確にしてから機種を選ぶようにしましょう。
次に、見た目についてです。台所の雰囲気を壊さないように、インテリアに合ったデザインを選ぶと良いでしょう。すっきりとしたシンプルなものから、おしゃれで目を引くものまで、様々なデザインがありますので、ご自宅の台所の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
さらに、便利な機能も機種によって様々です。例えば、温かいお湯や冷たい水も使えるものや、浄化した水とそうでない水を切り替えて使えるものなどがあります。これらの機能があると、料理や洗い物など、台所での作業がより便利になります。
最後に、価格についてです。機種によって価格が大きく異なるため、予算に合わせて選ぶことも重要です。高価な機種には多くの機能が搭載されている場合が多いですが、ご自身のニーズに合わない機能は不要な場合もあります。購入前にしっかりと各機種を比較検討し、浄化能力、デザイン、機能、価格のバランスを見て、ご自身に最適な一台を選びましょう。
項目 | 詳細 |
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浄化能力 | 除去できる不純物の種類や量に違いがある。除去したい物質を明確にしてから選ぶ。 |
見た目 | インテリアに合ったデザインを選ぶ。シンプルなものからおしゃれなものまで様々。 |
便利な機能 | 温水・冷水対応、浄水/非浄水切り替えなど、機種によって様々な機能がある。 |
価格 | 機種によって価格が大きく異なる。予算に合わせて、必要な機能と価格のバランスを見て選ぶ。 |
まとめ
水道から直接きれいな水を使いたい、場所を取らずに浄水器を設置したい、そんな願いを叶えてくれるのが組み込み型の浄水器です。組み込み型の浄水器は、システムキッチンに組み込むことで、場所を取らず、いつでもきれいな水を供給できます。
組み込み型の浄水器には多くの利点があります。まず、シンク周りをすっきりさせられることが挙げられます。従来の据え置き型浄水器と異なり、場所を取らないため、キッチンの作業スペースを広々と使うことができます。また、いつでもすぐに浄水された水を使えるため、料理や飲み水に便利です。さらに、温水と冷水の両方を利用できる機種もあり、用途に合わせて使い分けることができます。
導入費用についてですが、本体価格に加えて設置工事費が必要です。また、定期的な交換が必要なフィルターも費用がかかります。費用面は設置業者によっても異なるため、事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。設置工事は専門の業者に依頼する必要があり、工事期間や工事内容も事前に確認しておきましょう。
様々な製造会社から多様な機種が販売されており、それぞれに特徴があります。浄水能力や機能、デザイン、価格など、ご自身の台所の環境や生活様式、予算に合わせて最適な機種を選びましょう。例えば、家族の人数が多い場合は、一度に多くの水を浄水できる大容量の機種がおすすめです。また、小さなお子様がいるご家庭では、より安全性の高い浄水機能を備えた機種を選ぶと良いでしょう。購入前に、各機種の機能や性能、価格などを比較検討し、ご自身のニーズに合った機種を選びましょう。組み込み型の浄水器を導入することで、より快適で健康的な台所を実現できます。
項目 | 内容 |
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種類 | 組み込み型浄水器 |
メリット |
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費用 |
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導入 |
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機種選定 |
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