
角地のメリット・デメリットを知って賢く家を建てよう!
角地とは、二方向、もしくは三方向以上の道路に面した土地のことを言います。交差点に面している土地も多く、まさに街角にある土地といったイメージです。このような立地条件から、道路に面する面積が広く、開放感があり、日当たりや風通しに優れている点が大きな魅力です。
建物の設計の自由度が高いことも角地のメリットです。普通の土地では片側が隣家と接しているため、どうしても窓の配置や建物の形状が制限されます。しかし、角地は二方向以上が道路に面しているため、採光や通風を考慮した自由な設計が可能です。例えば、大きな窓を設置して明るいリビングを作ったり、複数の場所に窓を設けて風通しを良くしたりと、快適な住まいを実現できます。また、駐車スペースや庭の配置もしやすいため、敷地を有効活用できます。
地域によっては、角地の場合、建ぺい率が緩和される場合があります。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を示すものです。角地ではこの割合が緩和されることがあるため、より大きな建物を建てることが可能です。これは、角地が街の景観に影響を与えやすいことから、ゆとりある空間を確保するために設けられている場合が多いです。
一方で、角地にはデメリットも存在します。価格が割高に設定されていることが多く、同じ面積の土地でも角地の方が高額になる傾向があります。また、道路に面する面が多いことから、プライバシーの確保が難しく、外部からの視線が気になる場合もあります。さらに、交差点付近では騒音や交通量が多い場合があり、静かな住環境を求める方には不向きです。
角地の購入を検討する際は、これらのメリット・デメリットをしっかりと比較検討することが重要です。周辺環境にも注意を払い、騒音や交通量、日当たりや風通しなどを実際に確認しましょう。将来的な道路拡張の可能性なども調べておくと安心です。角地は魅力的な反面、注意すべき点もあるということを理解した上で、購入を検討するようにしましょう。