カビ防止

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素材

樹脂サッシで快適な住まいを実現

樹脂サッシとは、窓枠の部分や窓台の部分に樹脂を使ったサッシのことです。窓枠の材料として使われているのは、主に塩化ビニル樹脂です。今までの主流であったアルミサッシと比べて、たくさんの利点があります。 樹脂は熱を伝えにくい性質を持っています。同じ条件で比較すると、アルミが伝える熱量の約1000分の1しか熱を伝えません。このため、外の気温の影響を受けにくく、部屋の中の温度を快適に保つことができます。冬は外の冷たい空気が室内に伝わりにくいため暖かく、夏は外の暑い空気が室内に伝わりにくいため涼しく過ごせます。冷暖房の使用を抑えられるので、光熱費の節約にもつながります。 また、窓ガラスと室内側の温度差が小さくなるため、結露の発生を抑える効果も高くなります。冬場に窓ガラスに水滴がつくのを防ぐことで、カビやダニの発生を抑え、アレルギー対策にもなります。 さらに、樹脂サッシは耐久性にも優れています。アルミサッシは経年劣化により腐食することがありますが、樹脂サッシは腐食しにくいため、長い間安心して使うことができます。また、塗装も剥がれにくいため、美観を長く保つことができます。 このように、樹脂サッシは快適で健康的な住まいを実現するために、重要な役割を果たします。初期費用はアルミサッシに比べて高くなりますが、長期的に見ると光熱費の節約やメンテナンス費用を抑えられるため、おすすめです。
水回り

カラリ床:快適な浴室を実現

「カラリ床」とは、TOTOが開発した浴室の床の名称です。 この床は、快適さと掃除の手軽さを両立させた革新的な床材として、多くの家庭で採用されています。 カラリ床の最大の特徴は、その名の通り、お風呂に入った後も床がすぐに乾く点にあります。これは、床表面に施された特殊な加工によるものです。この加工により、水滴の表面張力が弱まり、水が床に広がりにくくなります。 通常、お風呂の床に落ちた水は、表面張力によって大きな水たまりとなります。 しかし、カラリ床では、水滴は小さな粒のまま、まるでコロコロと転がるように排水口へと流れていきます。 従来の浴室の床では、水滴が乾きにくく、その水分がカビやぬめりの温床となることが大きな悩みでした。毎日こまめに掃除をしても、すぐにカビやぬめりが発生してしまうという声も少なくありませんでした。カラリ床は、こうした問題を解決するために開発されました。水滴が床に留まりにくいため、カビやぬめりが発生しにくく、清潔な状態を長く保つことができます。 また、掃除の手間が大幅に軽減される点も大きな魅力です。従来の床であれば、ブラシでゴシゴシとこすらなければ落ちなかった汚れも、カラリ床なら軽く拭き取るだけで簡単に落とすことができます。日々のお掃除が楽になるだけでなく、洗剤の使用量も抑えることができ、環境にも優しいと言えるでしょう。 カラリ床は、快適な入浴体験と、清潔で使いやすい浴室を実現する、TOTO独自の技術です。その優れた機能性と使い勝手から、多くの人々に選ばれています。
換気

快適な住まいへ!換気扇の重要性

換気扇とは、家の空気を入れ替えるための大切な設備です。外の新鮮な空気を家の中に取り込み、料理の煙や湿気、いやな臭いを含んだ空気を外へ出す役割を果たします。ちょうど、扇風機のように羽根がぐるぐると回転することで、空気の流れを作り出し、家の中の空気を入れ替えてくれます。 換気扇は、湿気がたまりやすく、臭いが発生しやすい場所に設置されることが多いです。例えば、キッチンでは、料理中の煙や油の粒子、湯気を外へ排出します。浴室では、お風呂の湯気や湿気を排出し、カビの発生を防ぎます。トイレでは、いやな臭いを素早く外へ出して、清潔な空間を保ちます。その他にも、洗面所や脱衣所などにも設置されることがあります。 近年、家が高気密化しているため、換気扇の役割はますます重要になっています。高気密化とは、家の隙間を減らして、外の空気の出入りを少なくすることです。これは、冷暖房の効率を高める効果がありますが、同時に、家の中の空気がこもりがちになり、新鮮な空気が不足する原因にもなります。そのため、高気密な家では、計画的に換気を行うことが必要であり、換気扇が重要な役割を担います。 適切な換気を行うことで、様々なメリットがあります。まず、家の中の空気を常に新鮮に保つことで、健康に良い影響を与えます。カビやダニの発生を抑え、アレルギー症状の悪化を防ぐ効果も期待できます。また、湿気を排出することで、建物の劣化を防ぎ、家の寿命を延ばすことにもつながります。さらに、いやな臭いを素早く外に出すことで、快適な居住空間を作ることができます。換気扇を正しく使い、こまめな掃除やメンテナンスを行うことで、より効果的に換気を行い、健康で快適な住まいを保つことができるのです。