クレセント錠

記事数:(1)

金具

窓の防犯対策:クレセント錠の交換

三日月形の部品を回転させて窓を施錠、解錠するクレセント錠。その名の通り、三日月のような形をした鍵で、主に横にスライドさせて開閉する引き違い窓に使われています。窓枠に埋め込まれた金具に三日月形の部品をはめ込み、回転させることで施錠や解錠を行います。構造が単純で扱いも簡単なので、多くの家で使われています。 しかし、この簡素な構造であるがゆえに、防犯上の問題点も抱えています。窓ガラスを割ってしまうと、外から簡単に解錠できてしまうからです。泥棒はクレセント錠の三日月部分を道具を使って回し、窓を開けて侵入することができてしまいます。このため、補助錠などの追加の防犯対策が推奨されています。 近年は、安全に対する意識の高まりから、様々な改良が加えられたクレセント錠が登場しています。例えば、番号を合わせるダイヤル式や、開閉を感知する部品が付いたものなどがあります。これらの防犯性能を高めた製品は、手軽に購入できるようになりました。窓枠への穴あけなどの大掛かりな工事が必要なく、既存のクレセント錠と交換するだけで簡単に設置できるものもあります。 従来のクレセント錠は防犯性が低いという認識が広まり、より安全な家を求める人にとって、クレセント錠の交換は家を守る上で重要な検討事項となっています。防犯性を高めたクレセント錠を選ぶことで、空き巣などの被害を未然に防ぐ効果が期待できます。また、窓ガラスへの防犯フィルムの貼り付けや、補助錠の設置などを併用することで、より高い防犯効果を得ることができます。