
リフォームで選ぶ収納:コンポーネントタイプ
組み立て家具とも呼ばれる、コンポーネントタイプは、あらかじめ決められた大きさや仕様で作られた収納家具や棚のことを指します。システムキッチンや洗面化粧台などでよく見られ、組み合わせ方次第で様々な空間に合わせることができる点が特徴です。
もともとは飾り戸棚を意味する言葉でしたが、今では規格化された収納家具全般を指す言葉として広く使われています。この規格化された点が、家の模様替えを計画する上で大きな利点となります。
例えば、システムキッチンをリフォームする場合を考えてみましょう。コンポーネントタイプであれば、様々な製造元から規格に合った製品を選ぶことができます。そのため、設置場所の大きさにぴったり合った組み合わせを見つけやすいのです。
また、洗面化粧台をリフォームする場合にも、コンポーネントタイプの利点が活きます。限られた場所を無駄なく使えるだけでなく、見た目や機能も様々な種類から選ぶことができます。
さらに、コンポーネントタイプの家具は、部分的な交換や追加がしやすいというメリットもあります。例えば、キッチンの収納の一部が古くなったり、使い勝手が悪くなったりした場合でも、その部分だけを新しいものと交換することができます。全体を交換する必要がないため、費用を抑え、環境にも優しくリフォームを行うことができます。
このように、コンポーネントタイプは自由な組み合わせと規格化された利便性を兼ね備えた、現代の住まいに最適な家具と言えるでしょう。