
家の外壁、サイディングの全て
家の外壁は、建物の印象を大きく左右する重要な要素です。また、雨風や紫外線から家を守る役割も担っています。外壁材には様々な種類がありますが、大きく分けるとモルタルとサイディングの二種類に分類されます。
モルタルは、セメントなどを水で練り混ぜて壁に塗る仕上げ材です。職人が現場で塗るため、自由な形を作ることが可能です。家の形状に合わせて柔軟に対応できるため、複雑なデザインの家にも適しています。また、耐久性にも優れており、適切なメンテナンスを行えば長い期間美観を保つことができます。しかし、モルタルは施工に時間がかかるというデメリットも持っています。職人の技術によって仕上がりが左右されるため、施工業者選びも重要です。
一方、サイディングは、工場で生産された板状の外壁材です。モルタルに比べて工期が短く、費用を抑えることができます。また、様々な色や模様の製品が販売されているため、デザインの選択肢が豊富です。さらに、防水性や断熱性に優れた製品もあり、快適な住環境を実現できます。近年では、新築住宅で採用されるケースが増えています。ただし、サイディングは継ぎ目があるため、モルタルに比べると防水性が劣る場合もあります。定期的なメンテナンスを行い、継ぎ目の劣化を防ぐことが大切です。
このように、モルタルとサイディングはそれぞれに特徴があります。家のデザインや予算、ライフスタイルに合わせて、最適な外壁材を選びましょう。家の外観は、そこに住む人の印象にも繋がります。外壁材選びは、家の見た目だけでなく、快適性や耐久性も考慮して慎重に行う必要があります。