シリコン

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工法

快適な住まいへの第一歩:コーキング・シーリング

家の快適さを保つためには、目に見えない小さな隙間をきちんと埋めることがとても大切です。一見すると大したことのないような隙間も、放っておくと様々な問題を引き起こす可能性があります。 まず、隙間から水が入り込むと、家の土台となる木材が腐ってしまい、家の寿命を縮めてしまう大きな原因になります。雨漏りの原因となるだけでなく、湿気が溜まりやすくなることでカビやダニの発生にも繋がり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。 また、空気の出入りも隙間が原因で起こります。冬は冷たい外気が入り込み、せっかく暖房をつけていても部屋がなかなか暖まらず、暖房費がかさんでしまいます。反対に夏は熱い空気が入り込み、冷房効率を悪くするため、冷房費の増加に繋がります。 このような隙間を埋めるためには、コーキングやシーリングと呼ばれる施工が有効です。コーキングは、建物の外壁などに生じた隙間を埋めるためのゴム状の充填材を用いた施工方法です。シーリングは、窓やドアのサッシ周りなどに用いられることが多く、気密性や防水性を高める効果があります。これらの施工を適切に行うことで、水や空気の侵入を防ぎ、家の劣化を防ぐとともに、光熱費の節約にも繋がります。 ご自身で隙間を埋めようとすると思わぬ失敗をしてしまう可能性もあります。隙間を埋める材料の種類も様々で、場所や用途に適した材料を選ぶ必要があります。また、施工方法を誤ると、隙間が十分に埋まらなかったり、すぐに剥がれてしまう可能性があります。そのため、専門の業者に相談することをお勧めします。専門家は、家の状況を的確に判断し、適切な材料と施工方法で隙間をしっかりと埋めてくれます。家の寿命を延ばし、快適な住まいを維持するためにも、隙間を埋める重要性を軽視せず、専門家への相談も検討してみて下さい。
仕上げ

リシン吹き付け:家の外壁を美しく長持ちさせる

家屋の外観を美しく仕上げる方法の一つに、リシン吹き付けがあります。これは、モルタルのような水を使った工法で仕上げた外壁の下地に、細かい砂のような材料を吹き付けて仕上げる方法です。この吹き付ける材料は、合成樹脂を原料としたものや、セメントを主成分としたものなど、様々な種類があります。そのため、家の外観のデザインや雰囲気に合わせて、最適な材料を選ぶことができます。 近年注目を集めているのが、弾性リシンと呼ばれる材料です。これは、従来のリシンよりも防水性能が高く、ひび割れしやすいモルタル下地にも柔軟に対応できるという優れた特徴を持っています。家の耐久性を高めたいと考えている方にとって、心強い味方となるでしょう。 リシン吹き付けの大きな魅力は、様々な種類の家に対応できる汎用性の高さです。和風建築から洋風建築まで、幅広い住宅様式に適用できるため、多くの建築現場で採用されています。また、色の調整が自由自在にできるため、お客様の希望にぴったり合った外壁の色を実現することができます。淡い色合いで優しい雰囲気に仕上げることも、鮮やかな色合いで個性的な外観を演出することも可能です。 さらに、リシン吹き付けは施工が容易である点もメリットです。比較的短時間で施工できるため、工期短縮にも繋がり、費用を抑える効果も期待できます。職人にとっても扱いやすい材料であるため、美しい仕上がりを実現しやすく、多くの現場で選ばれています。 このように、リシン吹き付けは、外観の美しさ、耐久性、施工の容易さなど、多くのメリットを持つ外壁仕上げ方法です。新築はもちろん、リフォームにも最適です。家の外壁についてお悩みの方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。