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快適なグルニエの作り方

グルニエとは、家の屋根と天井の間にある空間のことです。フランス語で「穀物貯蔵庫」という意味で、昔はこの場所をよく物置として使っていました。最近では、単なる収納場所だけでなく、生活空間の一部として使う人も増えてきています。 屋根裏部屋や小屋裏収納など、似たような呼び方がありますが、建築基準法ではグルニエは「小屋裏収納」と呼ばれています。小屋裏収納として使う場合、床面積は下の階の半分以下、天井の高さは1.4メートル以下という決まりがあります。 グルニエを作る大きな利点は、限られた家の面積を有効に使えることです。天井と屋根の間のデッドスペースを活かすことで、収納場所を増やすだけでなく、趣味の部屋や書斎、子供の遊び場など、様々な使い方ができます。例えば、本棚を置いて静かな書斎にしたり、おもちゃを置いて子供専用の遊び場にしたり、コレクションを飾る趣味の空間にしたりと、アイデア次第で色々な活用方法があります。 収納場所に使う場合、季節物の衣類や布団、使わない家具などをしまっておくのに便利です。普段使わないものをグルニエに収納することで、普段の生活空間を広く使えます。また、趣味の部屋として使う場合は、自分の好きなように空間をアレンジできます。楽器を置いて演奏したり、絵を描いたり、模型を作ったりと、自分の好きなことに没頭できる特別な場所になります。 ただし、グルニエは天井が低く、夏は暑く冬は寒いというデメリットもあります。快適に過ごすためには、断熱材や換気扇を設置するなど、適切な対策が必要です。また、収納として使う場合は、湿気がこもらないように除湿対策も必要です。このように、グルニエを快適な空間にするためには、工夫と注意が必要です。
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階段下収納:デッドスペースを有効活用!

住まいにおいて、限られた面積をいかに有効に使うかは、心地よく暮らす上でとても大切なことです。特に階段下は、何も手を加えないままでは使われていない空間になりがちです。しかし、少しの工夫を加えるだけで、大切な物をしまっておく場所として生まれ変わらせることができます。 階段下の空間を収納として活用することは、まさに空間を無駄なく使う知恵と言えるでしょう。階段の形や周りの様子に合わせて収納を計画することで、普段は使わない季節の物や掃除道具、日持ちのする食料品などを効率よくしまっておくことができます。例えば、階段の傾斜に合わせて棚を造れば、奥行きのある収納庫が実現します。また、引き出し式の収納ケースを利用すれば、奥の物も簡単に取り出すことができます。 さらに、階段下の空間は収納以外にも活用できます。例えば、小さな書斎として使うことも可能です。机と椅子を置き、本棚を設置すれば、静かで集中できる自分だけの空間が生まれます。あるいは、子どもの遊び場として活用するのも良いでしょう。おもちゃや絵本を収納できる棚を設け、床にマットを敷けば、安全で楽しい空間になります。 このように、階段下の空間を上手に活用することで、住まいの快適さと使い勝手がぐっと向上します。限られた面積を最大限に活かすことで、より広く、そして暮らしやすい住まいを実現できるのです。日々の暮らしをより豊かにするために、階段下という隠れた空間の可能性をぜひ見つけてみてください。