クローゼットリフォームで快適な暮らし
収納家具の代表格とも言える押入れですが、最近では押入れに代わり、クローゼットが選ばれることが多くなりました。クローゼットには大きく分けて二つの種類があります。一つは壁に組み込まれた作り付けタイプ。もう一つは家具のように移動できる置き型タイプです。
作り付けのクローゼットは、壁の一部を利用して設置されます。そのため、限られた面積でも空間を最大限に活用でき、収納力を高めることができます。また、部屋の形に合わせて設計できるので、柱や梁の周りのデッドスペースも有効に使うことができます。天井までの高さのあるタイプを選べば、たくさんの物を収納できます。さらに、扉のデザインや色を部屋の雰囲気に合わせれば、統一感のある空間を作ることができます。ただし、一度設置すると場所の移動ができないため、模様替えなどで配置換えが難しいという面もあります。
一方、置き型のクローゼットは、設置場所を自由に変えられることが大きな利点です。模様替えをしたい時や引っ越しをする際にも、簡単に移動できます。また、様々な大きさやデザイン、材質のものがあり、自分の好みに合わせて選ぶことができます。最近では、自分で組み立てるタイプの商品も増えており、手軽に設置できることも魅力です。収納する物の量や種類に合わせて、棚や引き出しの数を調整できるタイプもあります。置き型の場合、クローゼット自体が収納場所として機能するだけでなく、家具としての役割も果たします。しかし、作り付けタイプと比べると収納スペースが限られること、そして場所によっては圧迫感が出てしまうことがデメリットとして挙げられます。
このように、それぞれに良さがあります。自分の生活様式や部屋の間取り、収納したい物の量などをよく考えて、最適なクローゼットを選びましょう。