
浴室の浴槽:埋込み型と据え置き型の魅力
壁と一体になる埋込み型浴槽は、浴室に広々とした印象を与え、すっきりとした空間を演出します。まるで高級ホテルのような雰囲気を求める方には、タイルなどで周囲を覆い、エプロンがないタイプがお勧めです。このタイプは、洗練されたデザイン性で浴室全体の高級感を高めます。ただし、掃除の際にはタイルの目地などを丁寧に掃除する必要があるため、少し手間がかかる場合もあります。一方、掃除の手軽さを重視するのであれば、二方、あるいは一方にエプロンが付いたタイプが便利です。二方平エプロンタイプは浴槽の二方向を覆うエプロンが付いているため、エプロン部分の拭き掃除だけで済むので、日頃のお手入れが簡単です。また、一方平エプロンタイプは、浴槽の出入り口側だけにエプロンが付いているので、浴室の限られた空間を最大限に活用できます。例えば、洗い場を広く確保したい場合や、浴室乾燥機などの設備を設置するスペースを確保したい場合に適しています。このように、埋込み型浴槽は様々な種類があり、それぞれにメリットがあります。ご自身の浴室の広さや、掃除の手間、求める雰囲気に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。最近では、浴槽の素材や形状、色など、デザインや機能のバリエーションも豊富になっています。例えば、小さなお子さんや高齢者のいるご家庭では、安全性を重視した浴槽を選ぶと良いでしょう。滑りにくい底面加工が施された浴槽や、手すりの取り付けが可能な浴槽など、様々な機能を備えたタイプがあります。また、保温性に優れた素材を使用した浴槽は、冬場でもお湯が冷めにくく、快適なバスタイムを過ごせます。浴室の模様替えを検討する際は、家族構成や生活様式に合わせて、最適な埋込み型浴槽を選び、快適で安全な入浴環境を整えましょう。