
浴室の照明を安全に!防湿型器具の選び方
お風呂場や洗面所といった水を使う場所は、電気を使う上で特に注意が必要です。水気は電気を大変嫌います。漏電や感電の危険を高めるからです。シャワーの水しぶきがかかったり、湯気でいっぱいの浴室は、ふつうの電気器具を使う場所としてはむいていません。水回りで使う電気器具は、安全のために特別に作られたものを使うことがとても大切です。
照明器具は特に注意が必要です。天井付近に取り付けることが多く、湿気がたまりやすい場所にあるからです。そのため、湿気に強い照明器具を選ぶことが重要になります。浴室の照明器具には、「防湿型」や「防雨型」といった種類があります。防湿型は湿気の多い場所に適しており、防雨型は雨がかかる場所にも設置できます。浴室には、防湿型の照明器具を選ぶと安心です。
コンセントの位置にも気を配りましょう。水がかかりやすい場所にはコンセントを設置しない、もしくは防水カバー付きのコンセントを使うことが大切です。また、電気器具を使用する際は、濡れた手で触らないように注意しましょう。水で濡れた手で電気器具を触ると、感電する危険性があります。
安全なお風呂場を作るためには、防湿型の器具についてよく理解することが重要です。製品のラベルをよく確認し、「防湿」や「防水」といった表示があるかを確認しましょう。また、電気工事が必要な場合は、必ず資格を持った電気工事士に依頼しましょう。資格のない人が電気工事をすると、思わぬ事故につながる可能性があります。
家族みんなが安心して使える、安全な水回りを作るために、日頃から湿気対策や器具の点検を心がけましょう。小さな注意が、大きな事故を防ぐことにつながります。