メラミン・ユリア共縮合樹脂

記事数:(1)

素材

耐水合板の種類と選び方

{耐水合板とは、その名前の通り、水に強い合板のことです。}普通の合板は水に弱く、濡れると膨らんだり、層が剥がれたりすることがあります。これは、合板を構成する薄い板同士を接着している接着剤が水分で劣化してしまうことが原因です。 一方、耐水合板は、特殊な合成樹脂系の接着剤を使って作られています。この接着剤は、水に濡れても性質が変化しにくく、接着力を維持できるという特徴があります。そのため、耐水合板は水に濡れても膨張や剥がれが生じにくく、強度を保つことができるのです。 この耐水性のおかげで、耐水合板は屋内だけでなく、屋外でも使用できます。例えば、家の外壁や屋根の下地材、浴室やキッチンなどの水回りにも使われています。また、ベランダの床材や物置、ガーデニング用品などにも利用されています。さらに、コンクリートの型枠にも使われ、建築現場で重要な役割を果たしています。 耐水合板は、普通の合板に比べて価格が高い傾向があります。しかし、その優れた耐水性と耐久性から、長期的に見ると経済的と言えるでしょう。建物の構造部分や水回りなど、水に濡れる可能性のある場所には、耐水合板を使うことで、建物の寿命を延ばし、補修費用を抑えることができます。 このように、耐水合板は、住宅から非住宅まで、様々な建物に使われている、私たちの生活を支える大切な建材と言えるでしょう。