
快適な住まいを守るコーキング材
コーキング材とは、住宅の隙間を埋めるペースト状の材料です。家の防水性や気密性を高める上で、なくてはならないものと言えるでしょう。
住宅には、外壁材と外壁材の繋ぎ目、窓枠と壁の隙間、浴室のタイルとタイルの間など、様々な箇所に隙間が存在します。これらの隙間を、コーキング材で埋めることで、水や空気の侵入を防ぐことができるのです。
もし、家の隙間に水が侵入すると、壁が腐ったり、カビが生えたり、建物の劣化を早める原因となります。また、隙間から空気が出入りしてしまうと、冷暖房効率が下がり、光熱費の増加に繋がることもあります。冬は暖房で温めた空気が外に逃げ、夏は冷房で冷やした空気が外から入ってくるため、より多くのエネルギーを消費してしまうのです。
コーキング材は、このような住宅の劣化や光熱費の無駄を抑制する重要な役割を担っています。家の隙間をしっかりと埋めることで、建物の耐久性を高め、寿命を延ばすことにも繋がるのです。
コーキング材は、外壁材の色に合わせて様々な色が用意されています。また、用途に合わせて、耐候性、耐熱性、防水性、防カビ性など、様々な機能を持つものが販売されています。ご自宅の状況に合わせて、適切なコーキング材を選ぶことが大切です。一見目立たない部分ではありますが、住宅の性能維持に非常に重要な役割を果たしているコーキング材。適切な施工と定期的な点検で、快適な住まいを長く保ちましょう。