外壁下地

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工法

ラス下地:リフォームで知っておくべき基礎知識

家屋の壁を新しくする際、壁の下地を作る方法の一つにラス下地というものがあります。ラス下地とは、金属でできた網状の材料であるラスを、壁の下地となる板に固定し、その上にモルタルなどを塗って仕上げる工法です。このラスが、モルタルと下地となる板をしっかりと繋ぎとめる重要な役割を果たしています。 ラス下地を使う一番の利点は、壁にひび割れが生じるのを防ぎ、仕上がりの強度を高めることにあります。モルタルだけを壁に塗ると、乾燥する際に収縮が起こり、ひび割れが生じやすくなります。しかし、ラスを下地に用いることで、この収縮を分散させ、ひび割れを防ぐことができるのです。また、ラスがあることで、モルタルが均一に塗布されやすくなり、滑らかで美しい仕上がりを実現することができます。 ラス下地は、古くから日本の建築で広く使われてきた伝統的な工法です。現代でも多くの住宅で採用されており、その耐久性の高さから、リフォームの際にもよく選ばれています。長年の使用に耐えられる丈夫さを持ち合わせているため、安心して利用できる工法と言えるでしょう。 ラスには、金属ラス、溶接金網、プラスチックラスなど、様々な種類があります。それぞれ特性や用途が異なり、例えば金属ラスは強度が高く、火災にも強いという特徴があります。一方、プラスチックラスは軽量で施工しやすいというメリットがあります。家屋の構造やリフォームする場所の用途に合わせて、適切なラスを選ぶことが大切です。リフォームを成功させるためには、どの種類のラスが最適か、専門家とよく相談することが重要です。