安全装置

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安全な暮らしを守る分電盤

家中の電気系統の中心となるのが分電盤です。まるで心臓のように、家全体に電気を送り届ける大切な役割を担っています。電力会社から送られてきた電気は、まずこの分電盤に集められます。そして、そこから各部屋の照明やコンセント、エアコン、冷蔵庫など、さまざまな電気機器に必要な電気が分配されます。 分電盤の中には、ブレーカーと呼ばれる安全装置が備えられています。ブレーカーは、電気が使いすぎられたり、何らかの異常が発生した場合に電気を遮断する働きをします。例えば、タコ足配線などで一度に多くの電化製品を使うと、配線が熱くなり火災の危険があります。このような事態を防ぐために、ブレーカーが作動し、電気を遮断することで安全を守ってくれるのです。また、漏電が発生した場合にも、ブレーカーが作動し、感電事故を防ぎます。 分電盤は、各部屋へ電気を分配するだけでなく、個別の回路ごとに電気を制御することも可能です。例えば、ある部屋で電工事をしたい場合、その部屋に対応するブレーカーを落とせば、他の部屋の電気を使用しながら安全に作業ができます。また、回路ごとに電力の使用状況を監視することも可能です。どの部屋でどれだけの電気が使われているかを知ることで、省エネ対策にも役立ちます。 このように、分電盤は私たちの生活に欠かせない、電気の安全と安定供給を支える重要な設備です。普段はあまり意識することのない存在ですが、家を守る縁の下の力持ちとして、私たちの快適な暮らしを支えてくれているのです。
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安全な暮らしを守るブレーカー

電気を使う私たちの暮らしを守る上で、ブレーカーは欠かせない設備です。家の中には、照明、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、たくさんの電気を必要とする機器があります。これらの機器はそれぞれ使う電気の量が違い、もし電線の許容量を超える電気が一度に流れすぎると、電線が熱くなり火災の原因になることがあります。ブレーカーはこの危険を防ぐために電気が流れすぎると自動で電気を止める役割をしています。 ブレーカーにはいくつかの種類がありますが、家庭でよく使われているのは配線用遮断器と漏電遮断器です。配線用遮断器は、電線が熱くなるのを防ぐために、決められた量以上の電気が流れると電気を遮断します。例えば、15アンペアのブレーカーなら、15アンペア以上の電流が流れると作動します。このおかげで、電線の発熱や火災を防ぐことができます。 一方、漏電遮断器は、感電事故を防ぐためのものです。電気機器の故障や配線の損傷などにより電気が漏れると、感電の危険があります。漏電遮断器は、わずかな漏電でも感知し、瞬時に電気を遮断することで、私たちを感電から守ってくれます。 また、電気回路のショート(短絡)が発生した場合にもブレーカーが作動します。ショートとは、プラスとマイナスの電線が直接接触してしまう現象で、大きな電流が流れ、火災につながる恐れがあります。ブレーカーはショートを検知するとすぐに電気を遮断し、大きな事故を防いでくれます。 このように、ブレーカーは、私たちの生活を電気の危険から守る縁の下の力持ちです。普段は意識することが少ないかもしれませんが、安全な暮らしを支える重要な役割を担っています。ブレーカーが落ちた場合は、電気の使いすぎや機器の故障が考えられます。原因を確かめてからブレーカーを戻すようにしましょう。