
床の不陸を解消!快適な住まいを実現
不陸とは、床や地面といった平らであるべき面が、水平でなかったり、凸凹していたりする状態のことです。普段の生活ではあまり気に留めないかもしれませんが、実は住まいの心地よさに大きく関わってきます。
ほんのわずかな段差でも、つまずいて転倒する原因になりかねません。特に、お年寄りの方や小さなお子さんがいるご家庭では、より注意が必要です。段差につまずいて転倒すると、大きな怪我に繋がる恐れがあります。また、家具がガタついたり、扉の開け閉めがスムーズにいかないといったことも、不陸が原因で起こります。このような小さなトラブルは、日々の暮らしの中で少しずつストレスを溜めていく原因になります。床の傾きが大きい場合、家具の置き場所が限られてしまうこともあります。
さらに、不陸は水はけにも悪影響を及ぼします。床に水が溜まりやすくなると、湿気が多くなり、カビが発生しやすくなります。カビは建材を傷めるだけでなく、アレルギーの原因にもなるため、健康にも悪影響です。家の構造部分にまでカビが繁殖してしまうと、家の寿命を縮めることにもなりかねません。
このように、不陸は快適な住まいを実現する上で、見過ごせない問題です。新築やリフォームの際は、床や地面の水平状態をしっかり確認することが大切です。すでに住んでいる家でも、床の傾きや段差が気になる場合は、専門業者に相談することをお勧めします。適切な補修を行うことで、安全で快適な住まいを維持することができます。