床レベル

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室内

畳コーナーでくつろぎの空間

居間に畳敷きの場所を設けることを畳コーナーと言います。今の家では、床板張りが主流ですが、畳ならではの温かさや肌触り、日本の雰囲気を取り入れたいという希望に応える形で、畳コーナーは注目されています。 畳コーナーを作る際には、床板張りの上に直接畳を敷くのではなく、一段高くするのが一般的です。こうすることで、空間に変化が生まれ、見た目にも美しい場所を作ることができます。また、高さを活かして、畳の下を物入れとして使うこともできます。 畳コーナーを作る利点は、和室を作るほどの手間や費用をかけずに、畳の心地よさを暮らしに取り入れられることです。例えば、リビングの一角に畳コーナーを設けることで、床に座ってくつろいだり、お子さんのお昼寝場所、遊び場として活用したりできます。また、来客時のおもてなしの場としても使えます。 畳コーナーの広さは、部屋の大きさや用途に合わせて自由に決められます。小さなスペースでも、畳を敷くだけで、和の雰囲気が漂う落ち着いた空間になります。椅子と机を置いて、ちょっとした仕事場や読書コーナーにするのも良いでしょう。 畳の種類も豊富で、伝統的なイ草の畳だけでなく、和紙や樹脂を使った耐久性や撥水性に優れた畳もあります。色や柄も様々なので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。 和室を作るのは大変だけど、畳の良さは感じたいという方に、畳コーナーはおすすめです。ちょっとした工夫で、暮らしにゆとりと安らぎが生まれます。
設計

FLってなに?リフォームで知っておくべきこと

家は、幾つもの層が重なり合ってできています。その中で、床の高さは空間全体の設計に大きな影響を与える大切な要素です。この床の高さを表す言葉が「床レベル」で、英語の「フロアレベル(Floor Level)」を略して「エフエル(FL)」とよく呼ばれます。床レベルとは、各階の床材の表面の一番上の線のことを指します。リフォームをする際には、この床レベルをしっかりと理解することがとても大切です。 床レベルは、天井の高さや入口の高さ、窓の位置などを決める際の基準となります。同じ建物でも、階によって床レベルが違えば、階段の段数や一段の高さが変わってきます。例えば、一階と二階の床レベルの差が大きい場合は、階段の段数を増やすか、一段の高さを高くする必要があります。反対に、床レベルの差が小さい場合は、階段の段数を減らすか、一段の高さを低くすることができます。 また、リフォームで床材を変える場合、床材の厚みも床レベルに影響します。例えば、薄い畳から厚みのあるフローリングに張り替える場合、床レベルが上がることになります。すると、天井までの高さが低くなったり、入口の扉が引っかかったりする可能性があります。このような問題を防ぐためには、リフォーム前に床材の厚みをしっかりと確認し、床レベルの変化を計算しておく必要があります。床レベルをきちんと把握することで、リフォーム後の空間をより快適で使いやすいものにすることができるのです。新しく設置する家具や家電製品の配置なども、床レベルを考慮することで、スムーズに収まり、見た目も美しくなります。そのため、リフォームを計画する際には、床レベルについて専門家とよく相談し、綿密な計画を立てることが大切です。