建坪

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プランニング

建坪について知ろう!

建坪とは、建物を真上から見た時の、屋根やひさしを含まない外壁の輪郭で囲まれた部分の面積のことです。簡単に言うと、建物の1階の床面積を指すと考えてもらって差し支えありません。ただし、吹き抜け部分や、屋根やひさしで覆われたベランダ、ポーチなども含みませんので注意が必要です。 よく土地の広さを表す言葉と混同されますが、建坪はあくまで建物の水平投影面積です。土地の広さは、敷地面積と言います。家づくりにおいては、敷地面積に対してどの程度の大きさの建物を建てるのかが重要になります。これは、建ぺい率と呼ばれるもので、敷地面積に対する建坪の割合で表されます。例えば、敷地面積が100平方メートルで、建ぺい率が60%の場合、建坪は最大で60平方メートルまでとなります。 建坪は、家の規模を測る上で非常に大切な指標です。建坪が大きい家は、一般的に建築費用が高くなります。なぜなら、使用する材料や工事の量が増えるからです。また、広い空間を確保できる一方で、冷暖房の効率が悪くなることも考えられます。 建坪を考える際には、延床面積も合わせて考慮する必要があります。延床面積とは、各階の床面積の合計のことです。同じ建坪でも、2階建ての家と平屋の家では、延床面積が大きく異なります。例えば、建坪が50平方メートルの場合、平屋の家であれば延床面積も50平方メートルですが、2階建ての家であれば延床面積は100平方メートルになります。 建坪と延床面積は、どちらも家の広さを示す大切な指標ですが、それぞれ異なる意味を持っています。建坪は建物の規模を示し、延床面積は部屋の広さの合計を示します。家づくりをスムーズに進めるためには、建坪と延床面積の違いを理解し、それぞれの数値をしっかりと把握することが大切です。