コンパネ徹底解説!用途や特徴を知ろう
コンパネとは、コンクリートパネルを短くした呼び名です。建築現場でコンクリートの型枠を作るために使われる板のことを指します。薄い板を何層にも重ねて、接着剤でしっかりと貼り合わせ、一枚の大きな板に加工されています。
コンパネは、コンクリートを流し込む型枠として使われるため、流し込まれるコンクリートの重さに耐えられる強度と、水分に強い耐水性が求められます。一般的に広く使われているコンパネは、五層構造で厚さは12ミリ、大きさは縦900ミリ、横1800ミリです。ちょうど畳一畳分程度の大きさで、持ち運びや加工のしやすさも考慮されています。
コンパネの用途は、コンクリートの型枠以外にも様々です。工事現場では、工事現場の外周を囲う仮囲いや、足場となる床材としても利用されます。また、その丈夫さを活かして、棚板や収納箱などを作る際にも活用されます。さらに、比較的安価で入手しやすいことも大きな利点です。
コンパネは、木材を無駄なく使えるように、製材時に出る端材を接ぎ合わせて作られています。そのため、環境にも優しい建材と言えるでしょう。コンパネの表面は比較的粗いため、そのまま仕上げ材として使うのには向きません。しかし、塗装したり、紙や布などを貼るといった表面処理を施せば、内装材としても十分に活用できます。耐久性があり、のこぎりや金槌などで簡単に加工できることから、日曜大工を楽しむ人々にも人気があります。様々な場面で活用できる便利な建材と言えるでしょう。