
面格子で安心安全な住まいを実現
面格子は、家の窓の外側に設置する格子状の建具です。まるで家の顔に付ける仮面のように窓を覆うことから、「面格子」と呼ばれています。その役割は多岐に渡り、住まいの安全と美観に大きく貢献します。
まず、最も重要な役割は防犯対策です。泥棒は侵入しやすい場所を狙うため、窓は格好の標的となります。しかし、面格子が設置されていると、窓からの侵入が困難になり、泥棒の侵入意欲を削ぐ効果があります。窓ガラスを割って侵入しようとしても、格子があるため簡単には侵入できません。格子を壊そうにも時間がかかり、大きな音が出てしまうため、泥棒にとっては大きなリスクとなります。
また、面格子は窓ガラスの破損防止にも役立ちます。強風で飛んできた物が窓に当たったり、ボール遊びなどで窓ガラスが割れてしまう事故は意外と多く発生します。面格子が設置されていれば、窓ガラスに直接物が当たるのを防ぎ、破損のリスクを軽減できます。さらに、小さなお子様がいる家庭では、窓からの転落事故を防ぐ役割も果たします。子供は好奇心旺盛で、窓を開けて外を覗いたり、身を乗り出したりすることがあります。面格子は、子供が窓から転落するのを防ぐための安全柵としての役割を果たし、安心して暮らせる環境づくりに役立ちます。
防犯や安全対策だけでなく、面格子には家の外観を美しく彩る効果もあります。様々なデザインの面格子があり、家の雰囲気に合わせて選ぶことができます。シンプルなデザインから、装飾性の高いデザインまで、家の外観にアクセントを加え、個性を演出することができます。素材もアルミやステンレス、鉄など様々な種類があり、家の外観に合わせて選ぶことで、より一層美しい外観を作り出すことができます。このように、面格子は防犯対策、窓ガラスの破損防止、転落事故防止、そして家の外観を美しく彩るなど、多くの役割を担う、住まいには欠かせない重要な建具と言えるでしょう。