
リフォームの本体工事とは?
家の形を変える工事の中心となる部分をまとめて本体工事と呼びます。この本体工事は、大きく分けて基礎、構造体、仕上げ、設備の4つの種類に分けられます。
まず、基礎工事は家の土台となる部分を工事するもので、建物の重さを支え、地震や台風などの災害から家を守る重要な役割を担います。コンクリートの基礎を作る、補強するなど、家の安全を守る上で欠かせない工事です。
次に、構造体工事は家の骨組みを作る工事です。柱や梁、壁などを組み立てて家の形を作り、建物の強度を確保します。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、家の構造によって工事の内容も変わってきます。
そして仕上げ工事は、外壁や屋根の工事、内装の工事など、家の外観と内観を仕上げる工事です。外壁は、雨風から家を守り、外観の印象を大きく左右します。屋根は雨漏りを防ぎ、断熱性を高める役割も果たします。内装は、壁や床、天井などを仕上げて、住みやすい空間を作ります。
最後に設備工事は、電気、ガス、水道などの設備を設置したり、修理したりする工事です。快適な生活を送るためには欠かせない工事です。キッチンやお風呂、トイレなどの水回りの設備もここに含まれます。
これらの工事にかかる費用の合計を本体工事費と呼び、リフォーム全体の費用の大部分を占めます。新しく家を建てる場合は、本体工事費は全体の費用の約7割にもなると言われています。リフォームの場合は、工事の規模や内容によって費用は変わりますが、やはり大きな割合を占める大切な要素となります。