深目地

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仕上げ

沈み目地:美しいタイル貼りの秘訣

壁や床をタイルで飾る際、タイルと同じくらい大切なのが目地です。目地とは、タイルとタイルの間を埋める材料のことです。この目地の種類によって、空間全体の印象が大きく変わります。大きく分けて、平目地、沈み目地、深目地の三種類があり、その他にもふくりん目地やねむり目地など、様々な種類があります。 まず、平目地はタイルと同じ高さに仕上げる目地です。表面が平らなので、埃や汚れが溜まりにくく掃除がしやすいという利点があります。すっきりとした見た目で、どんな空間にも馴染みやすいでしょう。特に、清潔感が求められる水回りや、シンプルなデザインを好む方に適しています。 次に、沈み目地はタイルよりも少し低い位置に仕上げる目地です。タイルの表面に段差ができるため、陰影が生まれて重厚感や高級感を演出できます。和風建築や、落ち着いた雰囲気を好む方に人気です。ただし、平目地に比べて溝に汚れが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。 さらに、深目地は沈み目地よりもさらに深く仕上げる目地です。より深い陰影が生まれるため、独特の風合いを空間に加えることができます。個性的な空間を演出したい方におすすめです。しかし、掃除の手間は三種類の中で最もかかります。 その他にも、目地を山のように盛り上げるふくりん目地は、レトロな雰囲気を演出したい場合に用いられます。また、浅く仕上げるねむり目地は、タイルの表面にわずかな凹凸をつけることで、柔らかい印象を与えます。 このように、目地には様々な種類があり、それぞれに異なる特徴があります。タイルを選ぶ際には、目地の種類にもこだわって、理想の空間を作り上げてください。