
快適な床暖房で冬を暖かく過ごしましょう
床暖房は、床材の下に熱源を設置し、足元から部屋全体を暖める暖房方法です。大きく分けて温水式と電熱線式の二種類があり、それぞれ仕組みが異なります。
温水式床暖房は、床下に温水を循環させる細いパイプを張り巡らせ、その熱で床を暖めます。温水はボイラーなどで温められ、ポンプで循環させています。この温水パイプは、床全体に均等に配置されるため、部屋全体をムラなく暖めることができます。また、温水はゆっくりと冷めていくため、じんわりとした柔らかな暖かさが長時間持続するのが特徴です。
一方、電熱線式床暖房は、床下に電気を流すと発熱する電熱線を敷き詰めて、その熱で床を暖めます。スイッチを入れるとすぐに温まり始めるため、立ち上がりが早く、必要な時にすぐに暖を取ることができます。また、温水式に比べて設置費用が比較的安く済む点もメリットです。
どちらの方式も、エアコンのように風を起こさないため、空気が乾燥しにくく、ハウスダストの舞い上がりも抑えられます。そのため、小さなお子様がいるご家庭や、アレルギー体質の方にもおすすめです。また、足元から暖まるので、冷え性の方にも効果的です。床が暖かいと、部屋全体が自然と暖まるため、頭寒足熱の理想的な状態を作り出すことができます。まるで陽だまりにいるような、心地よい暖かさで、快適な冬を過ごせるでしょう。