家の壁材:プラスターボード徹底解説
プラスターボード、別名石膏ボードは、現代の建築で広く使われている内装材です。石膏を芯材とし、その両面と側面を特殊な紙で覆って板状に加工したものです。 石膏という自然素材の持つ性質と、製造過程における様々な工夫により、多くの利点を持つ建材として高い評価を得ています。
プラスターボードは、主に内装の下地材として使われます。 壁や天井に直接取り付けることができ、その上に壁紙を貼ったり、ペンキを塗って仕上げたりします。クロスや塗装の下地として、平滑な面を作る役割を担っています。
プラスターボードの大きな特徴の一つは、その軽さです。 他の内装材と比べて軽く、持ち運びや取り付けが容易なため、施工にかかる時間と手間を大幅に削減できます。また、木材に比べて乾燥による収縮や反りが少なく、寸法安定性に優れているため、施工後の仕上がりが美しく、長持ちします。
価格も比較的安価であることも魅力です。入手しやすいため、住宅だけでなく、オフィスビルや商業施設など、様々な建物で活用されています。近年では、DIYで気軽に利用する人も増えており、自宅のリフォームや日曜大工など、様々な場面で活躍しています。
石膏には、火に強いという特性もあります。 火災が発生した際に、燃え広がるのを防ぐ効果があり、家を守る上で重要な役割を果たします。また、石膏には音を吸収する性質もあるため、室内の音響環境を改善し、快適な空間を作るのにも役立ちます。