玄関の安全を守る!シリンダー箱錠とは?
家の安全を守る上で、錠前はなくてはならないものです。錠前には様々な種類がありますが、玄関扉でよく見かけるのが、シリンダー箱錠です。シリンダー箱錠は、その名の通り、箱錠にシリンダーが組み合わさった錠前です。防犯性の高さから、多くの家で採用されています。
では、箱錠とはどのような錠前なのでしょうか。箱錠とは、錠前の本体、鍵、取っ手、そして化粧板など、必要な部品が全て一つの箱に収められた錠前のことを指します。別名、ケース錠とも呼ばれています。コンパクトな見た目ながら、必要な機能が全て備わっている点が特徴です。この箱の中に、かんぬき、つまりデッドボルトと、ラッチボルトという二つのボルトが収納されています。かんぬきは、太くて頑丈なボルトで、高い防犯性を実現しています。ラッチボルトは、扉を閉めた時に自動的に出て、枠に引っかかることで扉を固定するボルトです。普段、何気なく開け閉めしている扉も、この二つのボルトのおかげでしっかりと固定されているのです。
この箱錠に、精密な構造を持つシリンダーを組み合わせることで、より防犯性を高めたのがシリンダー箱錠です。シリンダーは、鍵の形状に合わせて内部のピンが上下に動き、正しい鍵が差し込まれた時だけ回転する仕組みになっています。この精巧な仕組みのおかげで、不正な開錠を防ぐことができます。玄関のように、外からの侵入を防ぐ必要がある場所に最適なのは、この頑丈な構造と高い防犯性によるものです。安心して暮らすためには、家の入り口を守る錠前の種類にも気を配ることが大切です。