
快適な住まいへ!ガラスリフォーム
家の窓に用いるガラスには、実に多くの種類があります。一枚の板で作られた単板ガラスは、光をふんだんに取り込めるため、明るく開放的な空間を作り出せます。しかし、外の気温の影響を受けやすく、断熱性や防音性は低いという欠点も持ち合わせています。冬は室内の熱が外に逃げやすく、夏は外の熱が室内に入り込みやすいので、冷暖房効率が悪くなってしまい、光熱費がかさんでしまうこともあります。
一方、二枚のガラス板の間に空気層を設けた複層ガラスは、単板ガラスとは対照的に、断熱性と防音性に優れています。空気層が外の暑さ寒さを遮断してくれるため、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせる快適な室内環境を実現できます。また、冷暖房効率も高まるため、省エネルギーにも繋がります。初期費用は単板ガラスに比べて高くなりますが、長い目で見れば光熱費の削減効果で元が取れる場合も多いでしょう。
安全性を重視するのであれば、強化ガラスがおすすめです。特殊な熱処理を施すことで、一般的なガラスの約3~5倍の強度を実現しています。万が一割れてしまった場合でも、細かい粒状に砕けるため、破片が飛び散って怪我をする危険性が少なくなります。小さなお子様や高齢者のいるご家庭では、安心材料となるでしょう。
その他にも、遮熱性や紫外線カット機能に優れた特殊なガラスも数多くあります。西日の強い部屋には遮熱ガラスを、家具や床の色褪せが気になる部屋には紫外線カットガラスをと、家の環境や目的に合わせて最適なガラスを選ぶことで、より快適な住まいを実現できるでしょう。リフォームの際は、それぞれのガラスの特性をよく理解した上で、ご自身のニーズに合ったガラスを選びましょう。