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クリアラッカー:透明な保護膜で家具を守る

透明な塗料は、塗った後も素材そのものの色や模様を活かせるのが特徴です。その代表格と言えるのが、クリアラッカーです。塗料には色をつけるための粉、つまり顔料が入っているものと、入っていないものがあります。クリアラッカーは顔料を含んでいないため、塗膜は透明になり、下の素材を隠すことなく保護することができます。 例えば、木製の家具にクリアラッカーを塗ると、木の本来の色や木目がそのまま見えます。塗膜によって表面を保護するので、紫外線による日焼けや、傷、汚れから守ってくれます。そのため、家具の美しさを長く保つことができます。また、水に弱い素材に塗ることで、耐水性を上げる効果も期待できます。 クリアラッカーは、家具以外にも様々な場所に使うことができます。例えば、屋内の壁や柱、扉や窓枠などの建具にも塗ることができます。また、屋外で使う木製遊具などに塗って、風雨から守ることも可能です。このように、クリアラッカーは汎用性が高いため、色々な場面で活用されています。 透明な塗料には、クリアラッカー以外にも、ニスやウレタン塗料などがあります。それぞれ光沢の度合いや耐久性が異なり、用途に応じて使い分けることが大切です。例えば、床など、人がよく歩く場所に塗る場合は、耐摩耗性の高いウレタン塗料が適しています。また、美しく光沢を出したい場合は、ニスを使うのが良いでしょう。 透明な塗料を選ぶ際には、塗りたい素材や場所、求める効果などを考慮し、適切なものを選ぶようにしましょう。そうすることで、素材をしっかりと保護し、より長く美しく保つことができます。
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自然な木の風合いを生かすCL塗料

家の印象を大きく左右する壁の色。その色を彩るのが塗料ですが、一口に塗料と言っても様々な種類があります。大きく分けると、水で薄める水性塗料と、油で薄める油性塗料の二種類に分類できます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。 まず水性塗料は、主成分が水のため、環境に優しく人体への負担も少ないことが大きな利点です。シンナーのような有機溶剤を含んでいないため、独特の刺激臭も少なく、換気をそれほど気にせず作業できます。また、乾燥時間も速いため、手軽に塗装作業を行いたい方に最適です。塗料が乾くまでの時間も短く、気軽に塗り替えを楽しめます。ただし、油性塗料に比べると耐久性や耐水性は劣る傾向があり、屋外での使用には注意が必要です。 一方、油性塗料は、有機溶剤を主成分としているため、耐久性と耐水性に優れています。雨風や日光にさらされる外壁や、水回りなどに最適です。また、仕上がりの美しさも油性塗料の特徴です。塗膜が均一に仕上がりやすく、美しい光沢感を得られます。しかし、強い臭いがするため、塗装作業中は十分な換気が必要です。また、乾燥に時間がかかるため、作業時間をよく考えて計画を立てる必要があります。 今回ご紹介するCL塗料は、油性塗料の一種で、植物由来の消化繊維素を主成分とした塗料です。木の自然な風合いを生かす透明な塗膜を作り、木の呼吸を妨げません。木の温もりを保ちつつ、しっかりと保護してくれる塗料です。 このように塗料にはそれぞれ異なる特徴があります。塗る場所や目的、環境などを考慮して、最適な塗料を選びましょう。